国産小麦を見て、触って、聞いて、食べて愉しむワークショップ【2016.9.11】
パンイチ!中田です。
昨日は朝から雨にも関わらず、みなさん「パンイチ!vol.13」@ニューロ吉祥寺へ来てくださって誠にありがとうございました。
今回はパン屋さん7店舗、焼き菓子やさん1店舗、珈琲屋さん1店舗の合計9店舗で、ゆるやかに開催しました。
オープン前には、傘は必要なくなって、晴れ間がだんだん出てくるのと同じくらいにオープン!
今回は国産小麦の特集ということで、いつも並ばない新麦パンも勢揃い。Bakery Proteaさんなど国産小麦を主に使用したパン屋さんも。
中田もここぞとばかりに新作パン「ふわふわクルミ made from PremiumT」を投入!
ご購入いただいたみなさまほんとにありがとうございました。
本日は第2弾として、パンイチ!クローズ後転換して「パンイチ!presents 国産小麦を見て、触って、聞いて、食べて愉しむワークショップ」を開きました。
たくさんの参加者で室内埋め尽くされる中、さっそく小麦の歴史からスタート。みんなの眼差しも真剣そのもの。
そして実際麦の穂をみたり触ったり、パンを食べたり、トークショーを聞いたり、とても有意義な時間を過ごせました!
<ご用意したご当地パン>
・鳥取県大山こむぎーパンのオオトヤの丸パン
・熊本県PremiumT-南のめぐみ2016ー中田ベーカリーの丸パン
・神奈川県湘南小麦ーしげくにや55バーカリーのカンパーニュ
・山梨県自家栽培小麦ー自家栽培麦工房ナチュのバゲット
出演者の笠谷さんは前回ブログでも書きましたが、経営コンサルタントをされながら地域活性化の目線でも大山小麦プロジェクトを牽引されている方。
そして宮下シェフは扱いの難しい湘南小麦をどんな風においしいパンに出来るかを追求されたパンのプロッフェショナル。
また自家栽培小麦パン屋ナチュの小麦を作られている川村さんは農業だけでなく、お店も、パン釜も自作してしまうDIYの鉄人!
三者三様のお話がそれぞれ聞けて、本当に私自身もためになりました。
聞くだけだと、「ふーん、そうかー」と思いがちですが、そこに至るまでの経緯はまさしくトライアンドエラーの連続であり、例えば小麦は湿害を受けやすい農作物なので、「大雨で全部小麦がダメになってしまう年」の話を聞くと、本当は言葉では言い尽くせないほどのご苦労があったんだろうなと感じました。
でもそうやって人の思いがあって、今ここにある小麦を、パンを食べると、とてもジーンとくるものがありました。昨今、顔の見える農作物や生産物が増えてきていますが、これは本当に大事なことでもっともっと広めていかなきゃなと思いました。生産者さんが「オレが作ってるんだぜ〜」って出向いて、買う人食べる人と話したり、その生産者を知る人が「こんな方が思いをこめて作られてます!」と伝えていくことって大事なこと。。
だからわたしもパンイチ!で一所懸命に人が心を込めたものをみんなに伝えていけたらなぁって思った次第です。
次のパンイチ!は12月4日(日)テーマは〜シュトーレン祭〜です。
去年大好評だったシュトーレンセットも出るぞー!次回もお楽しみに!
*このワークショップに携わってくれたみなさまに心からお礼申し上げます。
<ご協力>
大山小麦プロジェクト
湘南麦踏み塾
自家栽培麦工房ナチュ
熊本製粉
しげくにや55ベーカリー
コムギケーション倶楽部